膵臓とホルモン

膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンは人間にとって必要不可欠なものです。もちろん、多くの人が糖尿病という病気を知っていますのでインスリンの大切さは十分理解していると思います。インスリンは人間の体内で、ブドウ糖が十分に利用できるようにはたらくホルモンです。

膵臓のランゲルハンス島のB細胞でつくられ、血液中に分泌されます。血液中のブドウ糖を筋肉に取り込み、血糖値を下げたり、肝臓でグリコーゲンに変化させることによって血糖値を下げます。膵臓のはたらきによって健康な人の場合は、1dlだたりに、100mg程度まででおさえられています。食事をすれば、血糖値はあがるのですが、200mg以上になることはないでしょう。

膵臓のホルモンといえば、多くの人がインスリンについてご存知ですが、グルカゴンについてはあまり知られていません。グルカゴンは膵臓の中のランゲルハンス島のA細胞でつくられま、血液に分泌されます。グルカゴンも血糖値を一定にする働きがありますが、グルカゴンは、インスリンと逆の働きをします。

肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解してブドウ糖をつくります。それだけでなく、アミノ酸や脂肪からブドウ糖を新たに合成することができます。このような機能によって急に血糖値が下がり、低血糖状態に陥るのを防ぐのです。


膵臓から出される膵液とホルモンには大きな関係があります。ホルモンは、副交感神経や、胃、十二指腸、小腸から分泌されています。そして、膵臓を刺激してホルモンを分泌されます。セグレチンというホルモンが、膵臓の腺房中心細胞や導管細胞を刺激して水分とアルカリを分泌させます。コレストキニンが腺房細胞に作用してたんぱく質と酵素を分解させます。膵臓をホルモンが刺激することによって膵液や水分、電解質を出します。

逆に、膵臓を刺激して膵液の分泌を抑制するものもあります。それは、膵液の分泌を抑制するホルモンとして、ソマトスタチン、パンクレアチックポリペプタイド、ペプチドYYがあります。このように膵臓とホルモンにはうまいバランスが協調して消化、吸収がなりたっています。