膵臓

膵臓に2つの分泌作用があります。分泌作用とは、膵臓で作る物質を外へ送り出すことです。1つは、外分泌で、もう一つが、内分泌です。膵臓の内分泌について解説していきます。内分泌というと少しわかりにくいかもしれませんが、膵臓の内分泌作用は主に糖代謝の調整です。膵ホルモンであるインスリンやグルカゴン、ソマトスタチン、膵ペプチドなどがあります。これらが、糖の代謝する機能を持つのです。血液中にあるブドウ糖濃度は常に一定に保たれています。もちろん、一定にするためには、血糖値のコントロールする必要があります。それを担っているのが膵臓のホルモンなのです。

膵臓の中のランゲルハンス島の細胞のからホルモンが分泌され、体内の糖の代謝を助けます。インスリンは、血糖濃度が高い時に、ぶどう糖を筋肉に取り込んだり、肝臓でグリコーゲンに分解するために使われ、グルカゴンが逆に、ブドウ糖が足りない時に、肝臓でグリコーゲンを分解してブドウ糖を作るのです。


膵液の分泌を調節しているのは、副交感神経に、主に胃、十二指腸、小腸から分泌されるホルモンです。少し詳しく説明すると、副交感神経は自律神経を構成する神経のなかの1つです。交感神経が様々な体の機能を活発化させるのですが、膵臓、胃腸などの消化に関する部分では少し異なってきます。消化という作業は非常にエネルギーを使うために、リラックスした状態の時に消化を促すように体が機能しているのです。消化には消化酵素を分泌する膵臓も関係してきます。しかし、膵臓自体に問題が悪くなくても、消化酵素の分泌が悪い状態の場合があります。その症状があらわれる時に自律神経失調症と診断されます。

自律神経失調症などで悩まれている方の多くには、交感神経が興奮状態になったままの方もおられます。交感神経が興奮状態とは緊張状態に近いものです。たとえば、恋愛などでドキドキしている時に喉も通らないというのは、これと同じようなことが起こります。

胃腸の働きが抑えられ、膵臓からの分泌も少なくなります。つまり、自律神経失調症の場合には胃腸の消化が悪くなり、腹がもたれやすくなったりするのに、膵臓への自律神経の伝達の不調も原因にあるかもしれません。


膵臓に2つの分泌作用があります。分泌作用とは、膵臓で作る物質を外へ送り出すことです。1つは、外分泌で、もう一つが、内分泌です。外分泌では、膵臓が胃や腸に膵液を排出し、胃腸の消化を助けています。

そのことで、作用しています。細胞がホルモンを作り出し、それが血液によって運ばれ離れた場所、臓器に作用する仕組みを内分泌作用といいます。そして、膵臓の場合の内分泌は、糖代謝の調整です。膵臓の働きの内分泌をわかりやすく説明すると、血糖値の調整です。膵臓が血糖値を調整することのよって私たちは健康的な生活をすることができ、必要不可欠な臓器の1つであります。


膵臓がややこしい理由の1つは、形によるものです。膵臓の右側が十二指腸、左側が脾臓につながります。そして、膵臓(すい臓)を三つ分けると、頭部、体部、尾部あります。頭部がもっとも大きく、また太い部分です。胃につづいてCの字形の十二指腸がありますが、その中にはまり込む形で膵頭部があります。そして、膵臓の下の部分では膵鉤部とよぶことがあります。

膵頭部と膵体部の境目は、上方が肝臓の門脈の左側、下方が上腸間膜静脈の左側を結ぶ線です。また尾側は脾臓にせっしています。頭部をのぞいた膵臓を2等分して、尾部と体部とわけますが、かなり体部と尾部の区別が非常にあいまいです。膵臓をこの2つにわけずに、体尾部とよぶ場合も少なくありません。


膵臓はお腹の中の嚢のような空間の上方にある背中側にあります。おなか側から見ると、胃の裏側、小腸、大腸、腹膜の一部の大網に覆われています。膵臓はピンクがかった黄色です。膵臓(すい臓)の大きさは、大きめの鶏卵の大きさです。そして、膵臓の重さは、60gから90g程度の大きさになります。

膵臓の位置は腰の骨の一番上の第一腰椎のあたりにあります。膵臓の右側は胃と十二指腸に囲まれて、固定されています。膵臓は十二指腸との関係が密接であり、膵臓(すい臓)の中で膵液と胆汁が流れ出します。膵臓(すい臓)の左側は脾臓に接しています。

膵臓周辺の静脈には膵臓が分泌するホルモンが流れ込み、肝臓を経て全身に送り込まれています。膵臓は膵液を十二指腸から小腸へ、また膵ホルモンを血液に分泌します。膵臓(すい臓)は膵液、膵ホルモンという2つの大事な物質を分泌する器官なのです。

参考【専門のお医者さんが語るQ&A 膵臓の病気】


膵臓(すい臓)は漢方医学の時には重要視されていないと考えられていました。そして、それ以上に膵臓(すい臓)の存在に気づいていませんでした。膵臓(すい臓)は解剖しても見ることが難しいほどわかりにくい臓器だからです。ただし、膵臓の機能は脾の部分にかなり重複する部分があり、脾が膵臓を担っていると考えられています。

膵臓の膵という字は日本のオリジナルの字であり、中国で使われる感じは、【月夷】を1文字にした漢字が使われています。漢方医学についてもう少し詳しく説明すると、五臓である心臓、肝臓腎臓、肺臓、脾臓と六腑である胃、大腸、小腸、胆嚢(胆のう)、膀胱、三蕉(実際に存在しません)という五臓六腑があります。膵臓と同じように、五臓でも西洋医学で考えられている機能とは少し違いがあるところがあるのも事実です。


膵臓(すい臓)という臓器は重要な機能を持っているにもかかわらずあまり多くの人に知られていないのではないでしょうか?その理由としては、おへその側から見たときに膵臓(すい臓)は、胃や大腸、腹膜の後ろにあり、直接見えないので、あまり知られていない。

膵臓(すい臓)の働きがわかったのが最近であったこと、漢方医学では膵は重要視されていませんでした。漢方医学では脾がすい臓のはたらきに近いと思ってもらってもかまいません。膵臓は解剖の時にも実は、内臓を保護する大網に覆われており、これらをわきによせなければ見ることができないのです。超音波検査やX線CT検査で、膵臓全体を画像としてとらえることが可能になったのも20年ぐらい前からでした。

そして、膵臓の病気にかかる人がそれほど多くないこともあります。そして、膵臓は現在でも知られているとはいいにくい臓器です。ただ、現在では、膵臓は食べ物をからだが使うためのはたらき、つまり消化吸収と糖代謝の基本にかかわる重要な臓器です。